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ストレスによる胃腸疾患 〜機能性ディスペプシア〜

答える人:おおの内科 院長 大野秀樹
皆さんにも様々な悩みやストレスがあると思います。ストレスが原因となって身体にいろいろな障害をきたすことがあります。胃腸障害を起こす人も少なくありません。胃潰瘍・十二指腸潰瘍もその一つです。胃・十二指腸潰瘍には、最近になってヘリコバクター・ピロリという細菌が関係していることがわかってきましたが、ストレスが関係していることも明らかです。
 胃・十二指腸潰瘍と似た様な症状がみられても、一般的な検査や内視鏡検査では異常が認められないこともあります。その場合の多くは胃の運動機能の低下が原因と考えられます。胃の運動機能が低下すると、食べた物が胃から送り出されるのが遅れ、胃内に長時間残るようになります。そのために胃の不快感などの症状が起こります。こうした病態は従来、神経性胃炎や胃弱などと言われてきましたが、最近では機能性ディスペプシアと呼ばれています。これにもストレスが大きく関与しています。現在、日本人の約4人に1人がこの症状で悩んでいます。機能性ディスペプシアにはストレスをためないようにすること、生活習慣の改善、症状にあった薬の服用が大切です。食生活では食事をなるべく規則正しくし、刺激物、脂っこいもの、アルコール、タバコなどを控えて下さい。
 胃の不快な症状の続く人は、精密検査や内服薬などの治療が必要なこともありますので、消化器の専門医に一度相談されることをお勧めします。