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左精巣が次第に肥大

6ヵ月前、入浴中に左の精巣(睾丸)が右に比べてやや大きいのに気づきました。特に痛みもなく、日常生活には全く影響がないので、放置していたところ、次第に大きくなりました。(名古屋市・28歳の男性)

答える人:夏目泌尿器科 院長 夏目紘
受診時、左睾丸(精巣)は鶏卵大、弾力性が乏しく、石のように硬く、一見して精巣腫瘍を強く疑いました。
痛みや苦痛はなかったものの、入院の上、まず精巣摘出を行い、病理検査を行った結果、睾丸がんと分かりました。
精巣腫瘍は除睾術を行い、必要に応じ、放射線療法や化学療法を行うのが一般的です。 今回のように痛みのない精巣の腫れでも、泌尿器科医の診察を受けることが大切です。
 陰嚢(いんのう)の無痛性の腫れがある疾患としては、鼠径ヘルニアの頻度が高く、触診では柔らかく、仰臥位では腹部の状態によって消失してしまうことが多く、時には戻らなくて、疼痛、壊死のために緊急手術をしなければならないことに陥ることもあります。
 精巣を包んでいる精巣固有しょう膜腔内に腹水様液体が溜まったのが陰嚢水瘤(すいりゅう)(水腫)と呼ばれ、穿刺(せんし)排液で治るものから、数百ミリリットルも溜まるものまであり、根治手術を要することも多い。
痛みを伴う精巣の腫れは、精巣炎、精巣上体炎、精巣捻転などがあり、痛みのために受診する頻度は高いと思われます。