- 2025.12.15
- 第一歯科医院
- 投稿者:院長 高木 昭英

口腔がん(舌癌や歯肉癌など)の5年生存率は、およそ 60 ~ 80%と言われています。
初期のうちに発見することができれば簡単な治療で治療することができ、後遺症もほとんど残ることはほとんどなく、5年生存率は 90%以上との報告もあります。
しかし、進行した口腔がんでは、手術により舌や顎の骨を切除する必要や顔が変形するリスクがあり、そのため食事や会話が困難になってしまうと
日常の生活に大きな支障が生じてしまいます。
だからこそ定期的に検査を受け、舌癌や歯肉癌といった口腔がんを早期に発見することが重要になります。
日本では白血病より罹患率が多い病気です。
年間 7000 人が口腔がんにかかり、そのうち 3000人が死亡しています。
先進国で唯一、日本だけが罹患者数が増え続けています。
肺がんや大腸がんなどと一緒で、進行すると命にかかわります。
早期に発見し初期段階で治療を行えば、十分に治癒が見込めます。
初期の場合、口内炎や歯周病と間違われやすい特徴があります。
(口腔がん診療ガイドラインより)
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いずれかの項目に当てはまる人は、検査を受けましょう。

痛みの少ない初期段階
口腔がんの自覚症状でもっとも多いのは口腔内の痛みです。
しかし、初期段階では痛みが少ないことが多く、痛みが出てきた時にはすでに進行してしまっていることが多いのが現実です。
舌や歯肉の盛り上がり、硬いしこり、なかなか治らない口内炎などの症状には注意が必要です。
特に日本では、先進国で唯一患者数が増え続けており、年間約 7000 人が口腔がんにかかり、そのうち 3000 人が死亡しています。
アメリカでは年2回の口腔がん検診が義務付けられていますが、日本はまだまだです。
だからこそ、積極的に口腔がん検診を受けるようにする必要があるといえるのです。
蛍光発光技術を利用した口腔がん検診特殊な光をお口に当てるだけで、肉眼では見えない深部に広がった癌や病変を早期に見つけることができる(オーラル ID)という検査キッドが有り、当院でも実施しています。
(エスエル医療グループニュース No.165 2023年12月)
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