春告病
忘病気にも季節と密接に関連するものがある。「季節病」である。気候の変化による直接的な影響もあるが、病原体やそれを運ぶ動物の影響も指摘された。現代の季節病の代表はスギなどの花粉症。くしゃみ、鼻水、目のカユミなどの症状ヶ出だし「他の人より、早く春を感じる。まるで、“春告病”だ」と目をショボショボさせて苦笑いする友人もいる。職場のOA化と花粉症との関連も問題となっている。コンピューターの画面が、目線より上にあると、目を見開かなければならず、目の乾燥(ドライアイ)がひどくなる。花粉の影響が強く現れて、アレルギー性結膜炎が眼精疲労を増悪させている。
春は人事異動、転勤のシーズン。いつ、どこへ転勤するかわからないのはストレスであり、一種の「春告病」でもある。ある企業では、年間500人が全国に転勤する。出身地や家庭事情を考慮しなくてはいけないので人事部も大変だと思っていたら、「いやー、人事(じんじ)と思うといろいろ大変なので、人事(ひとごと)と思うようにしています」。春なのに寒~い。