トップページ SL医療グループとは 診療科目のご案内 相談・医療内容から探す フロアのご案内 インフォメーション SL医療グループニュース MAP・近隣駐車場


尿道にかゆみ、排尿すると痛い

四日ほど前から尿道にむずかゆさを感じ、さらに尿道の出口が発赤し、下着に黄色いうみがつくとともに排尿時に痛みをともないます。どんな病気でしょうか。
(海部郡・男性 28歳)

答える人:夏目泌尿器科 院長 夏目紘
ご相談の方は外来を受診され、診察すると下着には分泌物が付着し、外尿道口は発赤と浮腫を伴い、尿道を圧迫すると黄緑色のうみを排出したので、分泌物を染色鏡検したところ、淋菌を認め、さらに話を聞いたところ、独身で一週間前、ファッションヘルスに行ったとのことで、典型的な性感染症、急性尿道炎と診断しました。
 性感染症は性器と性器、性器と口腔、性器と肛門などの接触による感染形態があり、最近の尿道炎の半数以上が、いわゆる風俗店での口腔内射精などに伴う口腔咽頭から感染したケースです。
 女性の咽頭は淋菌、クラミジアとも細菌などにとって居心地のよいところで感染巣となり、しかも多くが無症状であることがやっかいな点です。
 幸いにもご相談の方は、初尿によるクラミジア・トラコマティスの検査は陰性で、一週間の抗生物質の投与で完治しました。
 治療の基本として飲酒を控え、尿道洗浄をする目的で水分の摂取を多くし、化学療法を行いました。 もちろん性行為はつつしんでもらい、パートナーに感染しないように指示しました。要は通常の性行為でなくともオーラルセックスで尿道炎が起きることを知っておくことと、多少とも異常を感じたら診療を受けることです。
 クラミジア感染の場合は、尿道の違和感程度で分泌物も少なく、症状も軽佻なことが多いので放置しないで下さい。