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自律神経失調症について

答える人:神経内科 渡辺クリニック 院長 渡辺正樹
「自律神経失調症」という言葉をよく耳にしますが、その実態は一体どのようなものなのでしょう? 我々臨床医でもそれを正確に把握していないことが多いようです。自律神経は交感神経と副交感神経からなっています。この両神経が互いに拮抗、協調することにより、血圧、呼吸、消化、排せつ、体温調節など生体にとって生命維持に欠かせない各器官の働きをコントロールしています。自律神経失調症は交感神経と副交感神経のいずれか、又は両方が機能低下を起こし、バランスが崩れる状態なのです。自律神経失調症の症状は多岐にわたり、耳鳴り、動悸、息切れ、立ちくらみ、めまい、手足の冷え、便通異常、肩凝り、発汗過多、全身倦怠など何でもありという感じです。いわゆる更年期障害や心身症、うつともかなりオーバーラップするわけですが、自律神経失調症は神経内科で診療するのが一般的と考えます。例えば、起立性低血圧(立つと血圧が低下する)によるめまいの方に精神安定剤を処方しても悪化するばかりのこともあります。我々の神経内科クリニックでは、まず自律神経機能を評価し、異常がなければ婦人科や精神神経科へ紹介するようにしております。上記のような症状は、以前は少なく、気にも留められない程度のものでしたが、生活が近代化、複雑化するに従い増加してきているようです。シンプルで規則正しい生活を送ることが第一ですが、生活に支障がある場合は一度専門医を訪ねる必要もあります。