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気管支ぜんそくの吸入、自分でしても大丈夫?

気管支ぜんそくと診断され、吸入薬を処方されていますが、友人から自分で吸入するのは危険だと脅されました。大丈夫でしょうか。 (名古屋市 25歳 男性)

答える人:山川内科 院長 山川育夫
結論から言えば吸入療法は安全で、気管支ぜんそくの標準的な治療法です。 ただし、それは患者さんがぜんそくという病気を理解し、自分の病状を把握して吸入器を適切に使える場合に限ります。 気管支ぜんそくは炎症のために敏感になっている気管支が、わずかな刺激に対しても反応して分泌物が増えて細くなり、セキ込んだり、息苦しくなる病気で、治療の基本は気管支を拡張させることと、炎症を鎮めて過敏症を取り除き、発作の再発を予防することです。 吸入療法では気管支拡張薬や発作予防薬が気管支に直接作用するので内服薬より少量で奏効し、それだけ副作用も少なくて済みます。 たまにしか発作を起こさない人の場合は悪化時だけ気管支拡張薬の吸入をすればよいのですが、発作を繰り返す場合は症状がないときにも発作予防薬を定期的に吸入する必要があります。自分でする吸入療法は便利ですが問題もあります。吸入するのにこつがいり、上手に吸わなければ効きません。効きが悪いといって使い過ぎれば当然副作用が出ます。
また、吸入の効果を過信するあまり医療機関への受診が遅れ、危険な状態になる場合もあります。お友達もこの点を心配しているのだと思います。 正しい吸入の方法、安全な吸入回数、自己吸入療法の限界と、医療機関を受診すべきタイミングなどについては日ごろから主治医の指導を受けて下さい。