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血尿と蛋白尿

会社の健康診断で尿検査の異常をチェックされ、二次検診に行ったところ、「慢性腎炎でしょう」と言われました。これからどんなことに気をつけたらよいでしょう。(名古屋市・女性会社員 24歳)

答える人:鈴木内科 院長 鈴木善充
特に腎臓や尿路系に病気のない人はごく当たり前のように何時間か毎に尿意を催し、何気なく放尿し、そのまま気にもせずに、水に流してしまいます。でも、この「おしっこ」には実に多くの私たちの健康状態や病気についての情報が含まれているのです。 今回はその中で血尿と蛋白尿についてポイントをお話しします。

1)血尿
ある日、突然背中から腰にかけて激痛が走り、病院に駆け込んで医者から「尿に潜血反応が出ているから尿管結石でしょう」と言われた人はいませんか。 また、何の前ぶれもなく真っ赤な尿が出て、びっくりして医者を訪れる人もいるでしょう。 このように尿に血が混じること、もう少し正確に言うと尿の中に赤血球が下りることを血尿と言います。 血尿には、見た目に赤い尿が出る肉眼的血尿と、見た目には普通の色だけど、検査すると赤血球が認められる顕微鏡的血尿があります。 血尿の原因となる病気はいろいろありますが、主なものは、腎臓・尿路の炎症、結石、腫瘍などですが、調べても原因の分からないこともよくあります。 結石とか腎孟炎・膀胱炎の特長的な症状もないのに、血尿が持続するときは、放置せずにきちんと検査を受けることが肝腎です。

2)蛋白尿
何かの折に、医者にかかった時に「尿に蛋白が下りている」と言われたことのある人は結構いると思います。蛋白が下りていれば必ず病気かというと、決してそういうわけではありません。熱があったり、ひどく疲れていたりしたときには、蛋白尿が一過性にみられることがよくあります。 特に体調の変化のない時の検尿で、一定の間隔で(たいていは2〜4週間)いつも蛋白が陽性の時、これを持続性蛋白尿と言います。 持続性蛋白尿がみられるときは、一般的には何らかの腎臓病があることを意味します。 腎臓病には、ほかには特に問題がなく、腎臓だけが悪い本来の腎疾患(一次性といいます)と全身疾患の合併症としての腎疾患(二次性といいます)があります。 いずれの場合も、腎機能が年月とともに悪くなってしまう進行性のことがあるので、蛋白が出るだけで調子は悪くないからと、気軽に考えず、早めに的確な診断を受け、受診計画、療養計画についてアドバイスを受けてください。

多くの腎臓病は無症状です。健康チェックの項目にぜひとも尿検査を加えてください。そしてもし異常があったら、面倒がらずに医療機関で二次検診を受けてください。